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【マンガで読める 生島ヒロシの相続一直線】

生島ヒロシ・倉橋隆行 共著 2016年 週刊住宅新聞社

 

タイトルにあるように本書では相続にまつわる様々なトラブルとその解決策がマンガで読めるようになっている。

著者の一人である生島ヒロシ氏は、元TBS、現在フリーで活躍するアナウンサー。

もう一人の著者である倉橋隆行氏は、鎌倉に本社を置く不動産会社等のオーナー社長。

 

本書では、マンガの合間に二人の会話形式で様々な相続対策が紹介される構成となっている。

倉橋氏の仕事柄、本書で主として紹介されるのは不動産を活用した相続対策。

借地権の付いた土地を相続する場合の問題点、路線価の評価が低い広大な土地を相続する場合の問題点、アパートを建てて相続税対策を行う場合の問題点などが紹介され、その問題解決の手法が解説されている。

解決策自体は決して目新しものが紹介されているわけではないが、それがマンガで紹介されているのが斬新。

 

相続対策が必要な高齢者の中には、活字は面倒だから読まないという人がいるが、そうした高齢者も本書であれば気軽に読むことができる。

倉橋氏は様々な事業を展開する実業家でもあるが、生島ヒロシ氏との会話形式にしてマンガで読ませる本書の構成にもそのアイデアが光る。

色々と参考になった一冊である。

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