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【相続税対策は顧問税理士に頼むと必ず失敗する】
田中誠 2013年 幻冬舎メディアコンサルティング
そんなこと言い切っていいの、と思わずタイトルで手に取った本書。
要旨、法人税、所得税、消費税に通じている税理士はいくらでもいるが、相続税に通じている税理士はごく少数。
ところが、多くの人は税理士という名前で相続税を始めとするあらゆる税法に通じていると勘違いしている。
その結果、顧問だからということで既知の税理士にそのまま相続税の申告などをお願いし、痛い目にあっている人が多い。
だから、相続税の対策や相続税の申告はそれを専門とする著者のような税理士に頼らないとだめですよ。
以上。
というわけで、幻冬舎メディアコンサルティングの本なので、最後は著者の宣伝で終わるのは通例。
書いてあることは概ねそのとおりであり、税理士でも相続税法に精通し、相続税の申告実績が多数というのは少数。
だから「顧問」だからという理由だけでその税理士を信頼しすぎるのは良くない。
ただ、「必ず」失敗するとまで言い切れるのか。
タイトルにインパクトを持たせたいのは分かるが、少し言い過ぎだろう。
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