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【30歳で400億円の負債を抱えた僕がもう一度起業を決意した理由】

杉本宏之 2014年 ダイヤモンド社

 

著者の杉本氏の反省は本当に波乱万丈です。

不幸な家庭環境の中で育ち、高校時代はグレますが、高校卒業後は一念発起して宅建主任の資格を得て実力第一主義の不動産会社に入社し、そこで早くも頭角を現します。

やがて、投資用のワンルームマンションを販売する会社を起業し、史上最年少で上場を果たします。

 

ところが、リーマンショックにより不動産市況が冷え込むと、それまで借入金にレバレッジをかけて新たな不動産に投資していたことも災いし、あっというまに会社が破たんすることになります。

それまで社長、社長と持ち上げていた銀行員からはそっぽを向かれ、請負代金を払うことができない建築会社の社長からは追い込みをかけられます。

まさに天国から地獄、状況は一変しますが、著者はこうした苦境に立たされても決して逃げださず、様々な誘惑にも耐え、最後は何とか会社を再生します。

 

そして現在。

本書のタイトルにもあるように、著者は起業家として見事に復活を果たします。

本書にはこうした著者の半生が克明に記録されています。

読みごたえのある一冊でした。

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