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弁護士の書評113冊目 磯野家の相続税

弁護士・税理士の小沢一郎です(京都弁護士会)。

今回は「磯野家の相続」の著者による相続税の著作です。

【磯野家の相続税】長谷川裕雅 2,011年 すばる舎

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長谷川弁護士による前作「磯野家の相続」を初めて見た時、なぜか「やられた」と思いました。

その当時相続に関する著作を発表する予定などなかったのですが、相続の仕組みを解説するのにこれほど分かりやすい舞台設定は他にないと思ったからです。

事実「磯野家の相続」は、磯野家という誰でも知っている家族を使って相続の仕組みや遺産分割の話が分かりやすく解説されていました。

そして本作の「磯野家の相続税」。

正直、中身を読むまでは前作の二番煎じ、あまり面白くないだろうと考えていました。

ところが、実際に読んでみると、磯野家のメンバーを使って難しい相続税の話が分かりやすく解説されていて驚きました。

本書では、相続税の仕組み、相続財産の評価方法、相続税の節税方法など相続税全般を網羅した内容になっており、これ一冊を読めば相続税の概要を理解できるようになっています。

本の中身は一部相続税に関する難しい解説が含まれていますが、なんせ磯野家のメンバーが出てくるので、難しい制度や概念も具体的にイメージすることができます。

期待せずに読み始め、良い意味で裏切られた作品でした。

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