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松川弁当店 東北祭り弁当
2014年5月18日 東京駅・駅弁屋祭で購入(1100円)
最近、NHKのニュース番組で東京駅の駅弁屋祭が紹介されていた。
各地の名物駅弁を集めて多い時には1日2万食の駅弁を売り上げる人気店( ゚Д゚)という内容だった。
駅弁屋祭に通い詰める駅弁者としては、そーだろーなーという納得の内容である。
確かに、何時行っても駅弁屋祭は人山の黒だかり、もとい、黒山の人だかりである。
そして、19時半を過ぎると人気駅弁はあらかた売り切れになる。
前のブログにも書いたが、19時半を過ぎると、割高系海鮮系駅弁(T_T)OR山菜系地味駅弁(T_T)OR牛肉ど真ん中(T_T)の三択から駅弁を選ばなくてはならない。
わたくしの場合、19時半以降に新幹線に乗車する時は、駅弁屋祭ではなく、新幹線改札内にある駅弁売場を利用することにしている。
こちらの方が遅い時間での品ぞろえは充実している。
このように東京駅のような大きな駅だけを見れば、駅弁は興隆を極めているようにも見える。
しかし、実際には駅弁自体は大きな曲がり角に来ていると思う。
地方では駅弁がどんどん消えてなくなっている。
高松駅弁が売り上げ不振のために解散することになり、製造委託先を現在探しているとのこと。
確かに食事としてのコスパを考えるなら駅弁はコンビニ弁当などに比べて圧倒的に割高。
500円前後で販売されるコンビニ弁当と、1000円前後、場合によっては2000円以上で販売される駅弁を比べると駅弁の割高感は否めない。
よほどの付加価値がないと駅弁が選ばれることはない。
従来、駅弁はご当地の名産品を食材に使うことで付加価値を追求してきた。
しかし、ネットのお取り寄せもあり、地方に行かずとも日本全国の名産品を求めることができる。
ご当地の名産品を使うことによる駅弁のインセンティブは相対的に低下している。
調達コストの上昇で、ご当地の名産品を1000円前後の駅弁に使うこと自体困難。
あえて電車内で駅弁を食べなくても、電車に乗る前か後にゆっくりとお店でご飯を食べればいい。
しかし、B1グランプリのように、安い食材でも隠れた名産品はあるはず。
皆が駅弁で高級食材を食べたいわけではないだろう。
あとどれだけ客の目を引くパッケージをデザインできるかも大事だと思う。
と、ずいぶん長くなったが、やっと今回ご紹介する駅弁。
(青森)魚介のもと焼、イガメンチ
(岩手)鮭の西京焼、わらびの一本漬、花れんこん
(秋田)ハムカツ、いぶりがっこ
(宮城)炭火焼牛タン、みに笹かまぼこ
(福島)若鶏と野菜の煮物
(山形)山形産つや姫、米沢牛のすき焼き
こんな駅弁を作り続けることができれば地方の駅弁も安泰。
もちろんウマかった。ごちそうさんでした。
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