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三好野本店 桃太郎の祭ずし
2014年5月9日 岡山駅・新幹線改札内駅弁当売場で購入 1030円
調製元の三好野本店は岡山に本社を置く大手の駅弁調製元であるが、同社が製造販売を手掛ける数多くの駅弁の中でも今回ご紹介する桃太郎の祭ずしが最もメジャーなものではないだろうか。
外箱には犬、猿、雉をお供に連れて鬼ヶ島に鬼退治に出かける桃太郎が描かれ、駅弁の容れ物はきれいな桃の形をしている。
駅弁の中身は、岡山名物の祭寿司。
祭寿司の起源は、江戸時代、備前岡山の藩主池田光政が質素倹約を奨励して「食膳は一汁一菜」というお触れを出したところ、町人たちは魚や野菜をたくさん寿司飯に混ぜ込み、それに汁を添えて体裁だけは一汁一菜としたさいの、魚や野菜を詰め込んだばら寿司にあると言われている。
確かに桃太郎の祭ずしも具だくさんである。
酢飯の上に錦糸玉子が敷き詰められ、その上に、エビの姿煮、椎茸煮、穴子煮、筍煮、も貝煮、菜の花醤油漬、鰆酢漬、ままかり酢漬、蛸酢漬、蓮根酢漬、つなし酢漬、焼穴子がのる。
これだけの具材を買い求めて調理するのは普通の家庭ではなかなかできない。
でも、岡山で桃太郎の祭ずしを買い求めれが、この豪華なばら寿司を家庭で味わうことができる。
因みにばら寿司は、細かく切った具材と酢飯を混ぜ合わせたものをいい、ちらし寿司は酢飯の上に具体を敷き詰めたものをいうらしい。
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