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今回はタンメン、である。
行ってきた店はタンメンと餃子 KIBARU。四条烏丸の交差点から西に歩いて5分ほど。
店名から分かるように、タンメン、餃子推しのお店のようである。
タンメン推しのお店、京都では珍しいではないか。
タンメンはわが幼少期に関西に存在しなかった。
探せばタンメンを出すお店もあったかもしれないが、わたくし自身、高校を卒業するまで中華料理屋やラーメン屋でタンメンを見たことがなかった。
それでもショージ君(東海林さだおさん)のエッセイに度々タンメンが登場するので、タンメン自体は知っていた。
ショージ君のエッセイには、よくニラレバ、ラーメン、餃子といったあまり高級でない料理が登場するのであるが、タンメンもその文脈でたびたびか登場するのである。
ラーメン屋ではラーメンに次いで2番目に安いが、野菜タップシで滋養強壮にあふれ、貧乏学生の味方、といった具合である。
やがて、東京で暮らすようになって、わたくしもラーメン屋のメニューの中にタンメンを見つけるようになるのだが、タンメンを頼むことはなかった。
血気盛んな若者だった私にとってタンメンはあまりに地味で魅力のない料理(/ω\)であり、まいどまいどタンメンはスルーして、チャーシュー麺の大盛りなどを注文していたのである。
わたくしはこれまでタンメンを食べたことがあるのであろうか?
食べたことがあるような気もするし、ちゃんぽんなんかを食べた記憶とタンメンを混同しているような気もする。
蒙古タンメン中本の北極ラーメンなどは興味本位で食べたことがあるが、お店が北極「ラーメン」と言い切っている以上、これをタンメン枠に入れてよいのか分からない。
タンメンを食べたことを明確に認識しないまま残りの余生を送ろうと考えていた矢先、事務所の近くにできたのがタンメンと餃子 KIBARUというわけである。
お昼前の空いている時間帯にお店に行ってみる。
テーブルにはメニューがあり、タンメンは醤油ベースのスープを使ったノーマルのタンメンと、味噌ベースのスープを使った辛旨タンメンがあり、それぞれに卵または肉を加えた派生バージョンがある。
わたくしが頼んだのは辛旨卵タンメン、麺固め、辛さ増し(無料)である。
醤油ベースのタンメンがデフォのようのであるが、せっかくならと味噌ベースの辛旨である。
そして、10分ほど待って出てきたのがこちら ↓
スープがどす赤く?濁っている( ゚Д゚)
麺の上に大量に振りかけられた唐辛子がスープの透明度をさらに下げている( ゚Д゚)
なんか、ぜんたいにどよ~んとしている( ゚Д゚)
ビジュ的には食べ物というより、唐辛子を使った料理の残り物を丼に集めた感さえある。
食べてみると、思った以上に辛い(@_@)
もちろん、食べれるのであるが、辛い(@_@)
蒙古タンメン中本の北極ラーメンは、食べるときにすすると咳き込むのでNGであるが、この旨辛タンメン辛さ増しも同じように気を付けないと咳き込んで口中の麺を辺り一面に噴き出しそうである。
ただ、辛いだけではなくてスープにはしっかりと旨味がある。
だから単なる辛さを我慢した修行ではない。
修行ではないが、やはり辛さが一定限度を超えると旨味をストレートに感じることが難しくなる。
最後まで完食したが、次にお店に来ることがあれば醤油ベースのタンメンを頼むだろう。
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