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BSフジに「日本一ふつうで美味しい 植野食堂」という番組がある。

雑誌「dancyu」の編集部長でもある植野広生さんが気になるお店を訪ね、そのお店の名物料理を堪能した後で店主(料理人)からレシピを教えてもらいながら調理するという番組である。

わたくし、雑誌のほうはめったに読まないが、番組はほぼ毎週録画して視聴させてもらっている。

仕事柄、植野さんは食の知識は圧倒的で、わたくし的には現在のグルマンの頂点は「東の植野、西の門上(武司)」ではないかと思っているくらいである。

 

さて、今回ご紹介する横浜「酔来軒」の「酔来丼」は植野食堂で紹介されて知ったお店と料理である。

お店は最寄りの横浜市営地下鉄阪東橋駅から歩いて5分ほど。

昔ながらの商店が並ぶ横浜橋商店街を抜けた先にある。

わたくしは元町から30分ほどかけて歩いてお店に向かった。

 

 

夕方5時過ぎにお店に到着。

なかなか味わいのあるお店である。

入口の横には「名物! 醉来丼 ¥500」と書かれた看板が置かれている。

お店に入ると、右手に小上がりがあり、あとは4人掛けと2人掛けのテーブルがいくつか。

少し早い夕ご飯時ということもあり、席はあらかた埋まり、2人掛けのテーブル一つが空いているだけ。

座席に座ると、「当分の間ワンオペにつき、醉来丼のみの営業となります 醉来丼でき〼」と書かれた紙が貼られている。

植野食堂で紹介されたときには兄弟2人でお店を切り盛りされていたけれど、わたくしがおじゃましたときには、なぜかワンオペ。

あとで調べると、突然弟さんが出て行ってワンオペになったらしい。

ワンオペで醉来丼一択であるが、わたくしは醉来丼を食べに来たのだから問題ナッシングなのである。

ご主人(兄)に醉来丼を注文すると、早速奥にある厨房でご主人(兄)が醉来丼の調理に取りかかる。

ホントは生ビールなんかも一緒に頼みたかったけれど、忙しそうなので注文をしそびれた。

改めてお店の中を見回すと、入ったときには気づかなかったけれど、確かにどのお客さんも醉来丼を食べている。

醉来丼、テレビで見たはずだけれど、どのような丼であったのか記憶はおぼろげである。

注文手から5分ほど待ったであろうか、ご主人がわたくしの下に醉来丼を運んできてくれた(ワンオペだから当然か)。

さて初見参の醉来丼、ご飯の上に焼き豚、もやし、ねぎ、しなちく、そして目玉焼き。

醉来丼についてくる小鉢のタレは、ラーメン用の醤油、ごま油、そして練辛子。

 

 

醉来丼を運んできてくれたご主人、わたくしに対して「お店初めてですか?」と聞いてくれる。

わたくし、さもお店の常連のように振舞っていたのであるが、ご主人には初来店のトーシローであると見抜かれていたようである。

ご主人にそうであると告げると、タレはよくまぜて、醉来丼にかけてからよくかき混ぜて食べて下さいと、忙しいのに醉来丼の食べ方レクチャーである。

他のお客さんへの接客も見ていたけれど、こちらのお店のご主人、なんか

♡ホスピタリティーのかたまり♡ (≧◇≦)

のような人なのである。

 

 

早速ご主人に教えてもらったとおり、タレをかけた醉来丼をよく混ぜて食べる。

丼の具材はどれも他の具材との融合を良しとしない独立愚連隊みたいな連中ばかりであるが、特製のタレによって見事にまとめ上げられ、ほかの町中華にはない

醉来軒醉来丼 (≧◇≦)

に昇華するのである。

今度、何時お店に来れるのか分からないが、次来ることがあれば、スペシャル醉来丼を注文してみたいと思う。ワンオペが解消されて注文できるようになっていれば。

 

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