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何時ものようにドムドムハンバーガー吹田店の前を通ると、ひときわ目立つ新商品のポップが店先に設置されていた。

今回のドムドムハンバーガーの新作は、

「食用の炭を練り込んだブラックバンズイカの唐揚げをどっさりと挟みました!」

イカデビルハンバーガー!! 🦑

というもの。

最近のドムドムハンバーガーの新作にはあまり感銘を受けななったわたくし、しかし今回は久しぶりのスマッシュヒットの予感♡、である。

 

まず、何といっても商品名がいい。

イカ「デビル」ハンバーガー、である。

我々の世代はデビルといえばデビル「マン」であるが、ドムドムは「イカ」デビルである。

そして、イカのリングフライをこんもりとしたブラックバンズで挟んだブラッキーでインパクトのあるビジュアルも悪くない。

単品780円は少しばかりお高いが、このポップを目にしたらそのままスルーはナッシング、なのである。

 

さっそくお店に入ってアルバイトらしい女性店員さんにイカデビルハンバーガー(以下、「イカデビル」という)1個、そしてカウンター上のメニューで目についた、こちらも期間限定のメープルチーズチキンバーガー(以下、「メープルチーズ」という。)を1個注文する。

商品ができ上がるまでドムドムハンバーガーが入っているイオン吹田店(元ダイエー吹田店)の地下1階の食品コーナーをひやかして時間をつぶす。

5分ほどでお店に戻り、すでに出来上がっていたイカデビルとメープルチーズの入ったビニール袋を受取りお店を後にする。

さっそくビニール袋を開ける。

なんど!、イカデビルの黒の包み紙は、メープルチキンのざっと2倍の大きさである。

手に取ると持ち重りさえする。

よく確認すると、「激辛イカデビルソース」なる小袋発見。

イカデビル、辛いモノ好きのわたくしの琴線わし掴み、である。

さて、いよいよ実食。

以前、おなじくドムドムで、まるごとカニバーガーを包み紙から取り出そうとしたところ、カニから漏れ出した液体がわたくしの衣服に原状回復困難なダメージを与えたことがある。

高い代償を支払いドムドムのキワモノハンバーガーを食するときはビーケアフォーがマストであることを学習したわたくし、シンチョーに、シンチョーにイカデビルの包み紙をほどく。

そして、いよいよイカデビルの本尊ご開帳。

包み紙の奥に鎮座するイカデビル。

しかし多数のイカリングにより下部のバンズが目視できない。

この状態でバンズ上下を手で持って食する方法によれば、イカデビルから漏れ出した液体などにより再びわたくしの衣服にダメージを与える危険性、大、である。

そこで一計を案じ、調達した割りばしを駆使してイカデビルからイカリングをいくつか取り出し、のちに下部のバンズが目視できた時点でバンズ上下を手に持って食することにした。

 

割りばしで取り出したイカリングに激辛ソースをまぶして口に運ぶ。

激辛ソース、その名に恥じない激辛ッブリ、である。

これはビールがススム君なので、急遽マルエフの黒ビールを調達。

イカリングを4つほど割りばしで取り出すと、ようやく下部のバンズが確認できた。

ここからバンズを手に持って食する方法に変更するど、やっとわたくしは今、ハンバーガーを食しているんだと実感がわいてきた。

そう、いくら危険を回避するためとはいえ、割りばしホジホジではハンバーガーを食している気がしない。

このようにしてどうにか食し終えたイカデビル。

最後に、わたくしの私見。イカデビルは一度食べれば十分。

 

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