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久しぶりに昼ご飯を食べに新京極商店街にあるスタンドに行ってきた。
スタンド。
創業は昭和2年。知る人ぞ知る京都の老舗、有名店、である。
東京から来たお客さんをスタンドに連れて行くと、創業当時から変わらない店内のしつらいにノスタルジーを感じるのか、皆さん喜んでくれる。
もちろん、創業当時を知るような年齢のお客さんはいないけど。
今回お供をしてくれたのは事務所に勉強に来ている司法修習生。
他府県出身の彼もスタンドに行くのは初めてだという。
二人で開店時間のお昼の12時にお店に到着。
以前にもこのブログで書いたけど、最近の新京極商店街や寺町商店街は外国人観光客で埋め尽くされている。
この日も「天丼のまきの」の店先には順番待ちの外国人観光客が10人くらい。
さすがにスタンドではこれまで外国人観光客を見かけたことはないけれど、いつ何時状況が変わるのか分からない。
先日はガイドブックの片手に欧米からの観光客らしい中年男女がスタンドに入るのを目撃したし。
この日は開店時間に合わせたのですんなりテーブル席に通してもらえた。
スタンドの店内には4~5人がスツール座って利用するテーブル席と、お客さん同士が向き合って利用するカウンター席がある。
個人的なおすすめはテーブル席。
昼から飲めるスタンドは店内喫煙オッケーで、それはそれでどうこう言うつもりはないけれど、やっぱり飯を食べているときに横でプカプカされるのは少しばかりつらい。
カウンター席は隣や前のお客さんとの距離が近いので、スモーカーオヤジ(又はジジイ、又はオバサン)の隣に座るとモクののろしがダイレクトショッピングなのである。
テーブル席も客観的な被害状況は同じようなものだけど、少しばかり隣や前の客との距離があるので主観的な被害状況は少しばかり「マシ」と思える。
この日テーブル席で相席になったのは定年退職後、昼のひと時をスタンドで過ごしている風の初老の男性2名。
食事の合間にボソボソと会話をしているので、ソロ客×2ではなく、オジイサン2人組であることが判明した。
昼飲みではなく、ランチユース。煙草を吸わないオジサンであることが判明したので、少なくとも食事が終わるまではのろし直撃は避けられる。
そうなると、とっとと注文をしてのろしの直撃を受ける前にお店を退散したい。
修習生に注文を尋ねると、こちらに一任するとの回答であったので、店員さんに日替わり定食を2人前注文。
日替り定食は注文する客が多いからなのか、すぐに運ばれてきた。
ハンバーグとコロッケ、そして付け合わせのサラダがのったメインのお皿。
グリーンピースと卵の和え物の小鉢。大根桜漬けと味噌汁。そしてご飯。
スタンドの日替わり定食はこれまで何度も注文したことがあるはずだが、コロナでお店から足が遠ざかってたせいか、並べられた料理に記憶がない。
日替りって、こんなんだっけ???
とにもかくにもハンバーグをひと口。
うぅ~ん。何とも業スーテーストど真ん中のハンバーグである。
肉の味がしない。ビーガン向けの大豆ハンバーグであろうか。
だが、ハンバーグを一口食べて日替わり定食のお味が口の中に再現されてきた。
中身がブラックボックスのクリームコロッケも、あぁ~こんな味だった。
最初のうちは箸でひとつづつ摘まんで食べるけど、途中でメンドウになって小鉢を持ち上げて中身を口に流し込むグリーンピースと卵の和え物も懐かしい。
ウマい、というよりは、懐かしい、というスタンドの日替わり定食。
この日もたっぷし懐かしさを堪能することができた。
ちなみに修習生に感想を聞くと、「タバコ臭いので一人ではこないと思います」とのことでした。
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