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新潟では、B級グルメイタリアンに2大派閥がある。

新潟市内では「みかづき」優勢である。

他方、長岡市内では「フレンド」に軍配が上がる。

どちらもスパゲッティ(パスタにあらず)が人気商品だけれど、その中身が微妙に違う。

 

みかづきのイタリアンの最大の特徴は、トマトソースの中にもやしが入っていることだろう。

はじめてみかづき万代店でイタリアンを食べたときには、トマト味のもやしに

無いわ~~ (T_T)

と走り出しそうになった。

あわないのである、もやしとトマトソースが。

新潟県民のソールフードと聞いていたので、何かオレは違うものを食べているのだろうかと思ったくらいである。

 

他方、フレンドのイタリアンは、イタリアンと称しながら見た目ミートソーススパゲッティなのである。

ソースもミートソース寄りの茶色である。

そして、なぜか紅ショウガが添えられていたりする。

みかずきのイタリアンもそうだけど、なぜこの料理にイタリアンという名前を付ける必要があるのか、他府県民のオレには理解できない。

 

 

そんな文句をいいながらも、今回は長岡駅のエキナカにあるフレンドCoCoLo長岡店に行ってみることにした。

文句言うなら行くなよ!と言われそうだけど、行ってしまうのである。オレは。

フレンドの長岡店のはなしに戻る。

お店自体に食事をする場所はなく、その場で食べたいお客さんは、他のお店と共用になっているテーブルで食べることになる。

お店の周辺は少し小さめのフードコートといった具合である。

夕方にお店にいくと、テーブルはほぼ満席で、半分以上のお客さんがフレンドで購入したと思われる料理を食べている。

(スパゲッティの容器に店名が入っているのでフレンドのお客さんはすぐ分かる)

 

 

今回注文したのはイタリアンと餃子がセットになった、その名も「ペア」。

見た目ナポリタンや、もやし入りトマトソースの麺類にイタリアンって名付けるんだから少しばかり名前をひねってほしかった。

ぎょタリアン、とか。

 

さて、スパゲッティと餃子が一緒に食べることができるペアのお値段、何と460円!

大盛りにしても590円!である。

炭水化物食べ盛りのヤングな大学生や高校生には大人気メニューである。

腹いっぱい炭水化物を食べることができなくなったオレだけれど、めったにフレンドに行けないんだからとスパゲティと餃子を一緒に味わえるペア注文。

最初からホテルでビールと一緒に食べるつもりだったので、ペアの入ったビニール袋をさげてホテルに帰還。

 

 

ビールやその他もろもろの準備を済ませてから、まだ温かいペアをビニール袋から取り出す。

一面の茶色の大地にけなげに咲く紅ショウガの赤がまぶしい。

イタリアンはみかづきのイタリアンと同じ系統の味がする。ただし、もやしは入ってない。

これといった特徴はないが、だからといってマズイわけでもない。

こんな日本語はないが、中庸な味がするスパゲティである。

 

付属のタレを付けていただいた餃子。

こちらも見事なまでに自己主張がない。

色んな餃子を足してその数で割って平均値にした味がする餃子である。

むかし、スーパーでよく特売で売られていたセミ餃子系の味とでもいうのか。

あえて味に個性をもたせないところがフレンドの餃子の個性といえるのかもしれない。

 

オレが高校生ぐらいだったらウマい、ウマいといってかっこむんだろう。

でもこのスパゲティと餃子を貪り食うにはオレは年を取り過ぎた。

けっしてマズいわけではない。ペアに何の不満もない。

ただ、ペアを食べるとマンプクで他に何も食べることができなくなるのが不満といえば不満である。

 

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