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本当に自分でも不思議なのだが、特売品とか期間限定品にめっぽう弱い。

スーパーで冷食やレトルトが特売されていると、同じものが家にたくさんストックされているのに、ついつい買い足してしまう。

そのせいで家は保存がきく食料品であふれかえり、非常時にはこの備蓄食料品で家族が1か月は暮らすことができる。

期間限定品も同じで、目に留まると同じような商品が家にあるのについつい買い足してしまう。

独身の時から同じなので、これからも同じように保存がきく食料品や期間限定商品に囲まれて暮らしていくのだろう。

 

今回行ってきたのは町田にある箱根そば。

言わずと知れた小田急電鉄系の駅そばである。

この日は小田急の沿線に用事があり、町田で横浜線から小田急線に乗り換え。

時間があまりなかったため立ちそばでもサクッと入れておこうと箱根そばに入った。

最初イメージしていたのは、天ぷらそばか、きつねそば。

ところが、店先に貼ってあったポスターがこれ↓

ジャンボ!メンチ勝つ!!カレー!!!

である。

「受験生応援フェア」なので数十年前に受験生だったオレは全くのアウトレンジなんだけど、そんなことはどうでもいい。

期間限定なんだから、いま食べないといつ食べる???

ということで方針を180度転換して、食券機でジャンボメンチカレーのボタンをポチっと。

 

それでも一抹の不安は正直あった。

立ちそばのカレーって、「よもだ」のようなハイクオリティーなものがある一方で、とりあえず業務用カレーをあっためてメシの上にかけときました、という大外れも少なくない。いや、大外れの方が圧倒的に多い。

そして、これが肝心なんだけど、これまでオレは箱根そばでウマいカレーを食べた記憶がない。

そもそも箱根そばでイメージできるのは夏限定のキワモノ「豆腐一丁そば」くらいしかイメージできない。

そんなことを考えながら、悲しいくらい狭い一応2人掛けのテーブルに座って待ってると、自動音声で自分の食券の番号が呼び出された。

で、受け取った「ジャンボメンチ勝つカレー」がこれ↓

カレーのルーは、まるで無風状態の湖面、凪。

一目見て具が含有されていないことが見て取れる。

メインのメンチカツ、この乱雑な並べた方を見ただけで味が想像できる。

でも、とりあえず、メンチカツから食べてみる。

・・・・・・・・・

なんだろ、これって。

店員さんがメンチが欠品になって、近所の業スーにあわててメンチカツを買いに行ったんだろうか。

で、お次はカレー。

・・・・・・・・・

うん、そう。子どものころ食べたボンカレーって、こんな味だった。

そう、子どもの頃って、ボンカレーをウマいウマいと言って食べてたもんな。

そうなんだよね。ここは箱根そばで、よもだじゃないんだから、これでいいんだ。

せっかく業スーのメンチとボンカレーを味わえたのだから感謝しなくちゃ。

ごちそうさま。

でも、次は頼まない。きっと。

 

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