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昼めし食べに行く店が決まらないとき、オジサンは気が付くと餃子の王将に向かっている。

なんか、U字磁石に吸い寄せられる砂場の砂鉄みたいに。

最近よく利用するのは餃子の王将河原町店。

河原町蛸薬師の交差点から路地を東に入ってすぐのところにある。

 

 

開店時間は11時で、フライングして店内に入ると、追い出されはしないかわりに、店員さんは11時まで注文を取りに来てくれない。

ここの店員さん、わりとパンクチュアルなのである。

店内はカウンター席と、2人掛けのテーブルが2卓、4人掛けのテーブルが確か4卓。

開店直後だと、一人の客が4人掛けのテーブルに座っても店員さんは何も言わない。

でもオジサンは遠慮して何時も2人掛けのテーブルに腰を下ろす。

このお店は相席不可のため、一人で4人掛けのテーブルを使っていて込み合ってくると、後から入ってきて席が空くのを待つことになったグループ客から怨嗟の目を向けられることになる。

 

この日の注文は中華丼、餃子の王将用語で「チュウドン」と瓶ビール。

ちなみにメニューには「中華飯」と書いてあるけど、「ちゅうかはん」と注文しても厨房にオーダー通すときには「チュウドン イーガー」と言い換えられる。

ちなみに「イーガー」は餃子の王将用語で一人前のこと。

餃子一人前は「コーテル イーガー」となる。

オジサン、何時か店員さんに直接「コーテル イーガー」とか、「ソーハン(炒飯) イーガー」とか注文したいと思っているけど、やったことがない。

ほかの客がこうした注文をしているのも聞いたことがない。

たぶん、やらないまま人生を終えるのではないかと思っています。

で、チュウドンですが、注文してから10分ほどして運ばれてきた。

ご飯ものなので王将名物(だと思う)気の抜けたようなスープがもれなくついてきます。

 

 

チュウドン、野菜がいっぱいで体を気遣うオジサンも安心して食べることができる。

注文するとき、チュウドンかテンシンハンか激しく迷うことが多いのだが、チュウドンが運ばれてくるとこれが正解だったといつも思う。

チュウドンの具材、オジサンの好みは、1位ウズラの玉子、2位キクラゲ、3位白菜、4位ブタコマ、以下同順位、となります。

食感的にはキクラゲ推しなのだが、ウズラの玉子は1つしかいという希少性があるため、キクラゲを僅差で抑えて1位。

だからオジサンはウズラの玉子を最後まで食べない。

ほかのものを全部食べて、ビールも飲んで、最後の最後でパクリといきます。

 

ちなみに、王将名物気の抜けたスープは、そのまま飲むと物足りないけど、卓上のコショウを振ってあげると断然おいしくなります。

一度試してみてください。

 

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