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今回はB級改めA級の聖地巡礼。
横浜のホテルニューグランドが発祥といわれているスパゲッティナポリタン、である。
現在では本館1階にある「ザ・カフェ」にて食することができる。
ホテルニューグランドによれば、スパゲッティナポリタンは、「2代目総料理長 入江茂忠が、接収時代、茹でたスパゲッティに塩、胡椒、トマトケチャップを和えた物を米兵が食べているのを見て、アレンジ加えて生み出した一品」とのことである。※
このほか、「シーフードドリア」と「プリン・ア・ラ・モード」もホテルニューグランドが発祥といわれているらしい。
※澁川祐子「ニッポン定番メニュー事始め」(2013年 彩流社)によれば、ナポリタンは戦前から存在したとの異説あり。
諸説あるが、とりあえずナポリタン(正しくはスパゲティナポリタンか、面倒なのでナポリタンと表記)を食べにホテルニューグランド本館に行ってきた。
それにしてもナポリタン、外で最後の食べたのは何時だったか。
おそらく1年ほど前に名古屋めしの鉄板ナポリタンを名駅のエスカにある喫茶店で食べたのが最後。
駅前の喫茶店からホテルニューグランドに大幅グレードアップ。
本館の重厚な入口を入ると左手に「ザ・カフェ」の入口が。
写真を撮っていると(完全にお上りさん)うら若き女性店員さんと目が合う。
少し気まずい思いをしながら案内を乞うと奥のテーブル席に案内してくれた。
注文を取りに来た店員さんにナポリタンを告げる。
メニューに瓶ビールがあったので頼もうとすると小瓶だといわれてしばし迷う。
グラスのビールが中ジョッキくらいと教えられたのでそちらを注文。
注文した後、ホテルなんだからワインくらい頼めばよかったかと少し後悔。
先にビールとナポリタンにかけるチーズが入った小皿が届けられる。
隣のテーブルに妙齢の女性客が一人案内されてきた。
しばらくするとシーフードドリアとグラスワインを注文する声が聞こえてきた。
やっぱりワインがよかったか・・・
たっぷり15分待って念願のナポリタンが運ばれてきた。
お上品に少しだけフォークに巻き付け、まずは一口。
・・・・なんか・・・すこし・・・味がう・す・い
ホントは上品なお味といいたいところだが、鉄板ナポリタンを始めとするB級ラインばかり食べてるオジサンにはパンチがなさすぎ、である。
ミッキーロークの猫招きパンチクラス。
何時もならタバスコでパンチ力の増強を図るところだ。
しかし、タバスコを頼んだら隣のワイン婦人に馬鹿にされると思い店員さんを呼べない(自意識過剰かっ)。
逡巡をしながら元祖ナポリタンを咀嚼し、結局そのままナポリタンを食べ終えてしまった。
釈然としない気持ちを抱えたまま勘定を済ませホテルニューグランドを後にする。
ナポリタン、それは昭和テーストの喫茶店でタバスコと粉チーズをタップリかけて食べるものだということを再確認できた貴重な体験だった。
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