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不貞行為の慰謝料に関する裁判例のご紹介です。

(甲:原告 乙:被告)

⑦事件の概要

(夫甲・妻A) Aは高校時代に乙の後輩。

Aと乙の不貞行為が甲に発覚し、乙が500万円支払うことで甲と合意。

その後、乙は、甲の強迫(民法96条)、錯誤(同95条)を主張した。

結婚期間・不貞期間

5年10か月・3か月

婚姻継続・離婚

離婚

慰謝料認定額(請求金額)

500万円(500万円)

(東京地判平成18年9月8日)

 

⑧事件の概要

(夫A・妻甲) Aと乙はともに医師。

Aは以前にも別の女性との交際が甲に発覚し、今後は浮気しないことを甲に誓約した。

Aと乙の不貞行為が発覚後、甲は乙に対してAと別れることを求めたが乙は拒否した。

結婚期間・不貞期間

7年11カ月・2年2か月

婚姻継続・離婚

婚姻継続(別居)

慰謝料認定額(請求金額)

300万円(1000万円)

(東京地判平成19年4月5日)

 

⑨事件の概要

(夫A・妻甲) Aは亡くなるまでの20年間、毎日乙宅に通った。

Aと乙の間に認知した子2人。

Aと乙は近隣で暮らしていたので、甲は愛人や隠し子といった風評に悩まされていた。

結婚期間・不貞期間

40年・20年

婚姻継続・離婚

婚姻継続(Aは死亡)

慰謝料認定額(請求金額)

500万円(1億円)

(東京地判平成19年7月27日)

 

参照:千葉弁護士会編「慰謝料算定の実務 第2版」平成25年ぎょうせい

 

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