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最近はそうでもないが「~放題」系の店には昔はすごく弱かった。

思えば我が~放題の黎明期は当時大阪の東梅田にあったシェーキーズであった。

高校生の時、友達と梅田に出かけると、ほぼ100%シェーキーズに立ち寄った。

当時のシェーキーズでは、ピザ、スパゲッティ、ポテトが食べ放題で、料金は確か1000円程度。

友人と持てる力を振り絞り、ピザやスパゲッティの摂取に励んだ。

今にして思えばシェーキーズ1回あたりの摂取カロリーは優に3000キロカロリーを超えていただろう。

 

その後も焼肉食べ放題、ビール飲み放題、ビュッフェ食べ放題と、~放題系のお店の経験値を上げ続け現在に至る。

しかし、ここにきて消化器官の弱体化により、ようやく~放題系の呪縛から逃れられるようになった。

外食をしても適正量の料理を注文することができるようになってきた。

ま、どうでもいい話だが・・・

 

さて、今回西院で食べてきたのは俺のステーキ丼。

若いころなら同じ肉を食べるなら焼肉食べ放題だったので、アウトオブ眼中だったであろう。

 

 

お店の名前は食堂肉左衛門。

店の前の春日通りを挟んで西側にはステーキ丼で超有名な佰食屋がある。

佰食屋のステーキ丼は1日100食限定で、しかも事前整理券配布制なので、思い立ってすぐに食べることはできない。

食堂肉左衛門は整理券をもらう必要もなく、開店時間を少し過ぎたころにお店に行くとすんなりとカウンター席に座ることができた。

 

 

メニューを眺めると「俺のステーキ丼」と「俺のトン丼」だけが赤字表示で、どうやらこの二つが店の推しらしい。

他にも魅力的な料理の名前が並んでいたが、迷ったらメニューの一番上(この場合は一番右)という井之頭五郎の名言に従い俺のステーキ丼を注文。

スタッフは男性2人で、ステーキ丼を注文するとそのうち一人が奥の厨房に入って調理を開始する。

 

待つ間にも店に置いてあるタブレットから、予約を知らせる音であろうか、頻繁に電子音が流れてくる。

客は自分一人だが、もしかすると人気店なのかもしれない。

そんなことを考えながら待っていると、注文してから5分ほどでステーキ丼が運ばれてきた。

 

 

海苔、ネギ、ガーリックフライ、そして山葵が添えられ、漬物とみそ汁をお供に連れている。

スプーンが添えらえているが、カウンターに置いてある箸を使い、山葵と海苔を適量に配したステーキをひと口。

国産黒毛和牛A〇ランクには及ばないものの、値段を考えると十分なお味。

 

最近は加齢による消化酵素の減少が原因なのか、A〇の〇の数字が大きくなると胃にもたれるようになった。

このステーキ丼くらいの肉で十分。

ガーリックフライもいい箸休め。

食べ終わった直後、も少し食べたいと刹那思ったが、結果としてちょうどいい分量。

会計を済ませて店を出ると、入れ替わるように女子2名がスマホ片手にお店に入ってきた。

女子にも人気があるらしい。

ごちそうさんでした。

 

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