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雨の日曜日、所用があって大阪の道頓堀を歩いている。

心斎橋筋は相変わらず外国人、中国や台湾、韓国からの観光客がいっぱいでまっすく歩くこともできない。

 

グリコの看板前では観光客が記念撮影。

そのまま心斎橋筋を南に下がり、千日前通りを越えると難波のマルイ。

 

さらに南に進むと難波シティ。

難波シティを右に見ながら進むとやがて松屋食堂が見えてくる。

 

 

お店に入ると昼時を過ぎていたせいか先客はカウンター席の一人だけ。

家族経営なのか4人ほどいたお店の人が常連らしい先客と世間話をしている。

 

先客から少し離れたカウンター席に座り、まずは瓶ビールを注文。

出てきたキリンラガービールの中瓶でのどを湿らせて何を頼むのかしばし検討。

 

いろいろと魅力的な料理はあったのだが、その時の気分や胃腸の状態が辛味噌ラーメンを欲している。

そうした内なる声に耳を傾け、辛味噌ラーメン700円を注文。

 

注文を通すとお店の大将(30歳代くらい)が中華鍋を火にかけて辛味噌ラーメンを作り始める。

中華鍋がコンロにあたるガンガンという音、お玉が中華鍋にあたるカンカンという音を聞いていると、いやが上でも辛味噌ラーメンへの期待が盛り上がる。

 

 

お待たせしました、とカンター越しに手渡された辛味噌ラーメン。

さっそくスープをすすってみると、かなり辛い。

 

いぜん食べた名古屋の味仙の台湾まぜそば級の辛さである。

辛さを中和するためにビールを飲むが、あまり効果がない。

 

麺を食べ、辛いスープをすすりこむことを繰り返しているとやがて汗が噴き出してくる。

あとは無心の境地で辛味噌ラーメンを食べ終え、ビールを飲んで松屋食堂を後にした。

 

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