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下関に宿泊することになった。

5時過ぎに下関駅近くのホテルにチェックインしたが、まだ外は十分に明るい。

さて、次は旅先でのお楽しみ、ひとり居酒屋めぐりである。

 

駅前から一本入った通りには居酒屋が軒を連ねている。

そこで〇〇市場(特に名を秘す)という居酒屋に飛び込みで入ってみることにした。

引き戸を開けて店に入ってみたが店員が見当たらない。

 

何度か声をかけてようやく一人の店員が出てきてカウンター席に案内される。

このあたりで少し嫌な予感。

店は50人以上は入れそうな大きな箱だが、先客は少し離れたテーブルで飲んでいる地元男性の4人組のみ。

 

生ビールを頼むとすぐに突き出しが出てくる。

冷えたままの鶏唐にタルタルソースがかかっている。

食べてみるが、当然うまくない。

 

気を取り直して、大分名物のとり天を注文。

他に客が一組しかないのに優に10分以上待たされてとり天到着。

 

 

天ぷら鍋の火を落としていたのが時間がかかった原因か。

肝心のとり天、衣が厚い…

鶏はパサパサで旨味がない…

 

料理は期待を裏切られ続けているが、ビールをもう少し飲みたい。

そこで生中のお代わりを店員に頼み、やめとけばいいのに佐賀名物のいか焼売を注文。

生中と一緒にいか焼売到着。

 

 

いか焼売、どうやら冷凍食品をチンしただけのよう…

けっきょく生中2杯、酎ハイ2杯、そしてくだんのとり天、いか焼売をいただき40分ほどで店を出た。

 

この〇〇市場、ある意味で大した店である。

東京や大阪でこれだけの料理を出していると遠からず淘汰されることになると思われる。

が、この店が元気に営業できているのが下関の懐の深さなのかもしれない。

 

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