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博多の天神で一蘭総本店に行ってはみたものの、期待値が高すぎたせいかあえなく玉砕。

失意のまま西鉄大牟田線に乗り込み、西鉄久留米で下車。

 

次なるターゲットは久留米ラーメン発祥の店といわれる「大砲」の本店。

駅員におおよその道順を尋ね、食べログの地図を頼りに駅から歩くこと15分。

大通りから一本中に入った住宅街の中に大砲の本店を発見。

 

 

書き込みによれば、週末ともなると店の外に客があふれるとのことだが、この日は幸い待ちなし。

直ちにカウンター席に通される。

お冷を運んできた店員に注文したのが「食べくらべセット」900円也。

 

昔の大砲ラーメンと現在の大砲ラーメンが、少し小さめのどんぶりで提供されるとのこと。

待つ間、周りを見るともなしに見ていると、男性客のほとんどがラーメンとご飯ものをセットで注文をしている。

ダブル炭水化物。

 

最も気を付けなければいけない取り合わせである。

気のせいかビッグサイズの客が目に付く。

ダブル炭水化物とデブ。

原因と結果が並んでいる。

 

しかし、ラーメンが届いてよく考えてみれば、自分もミニサイズとはいえラーメン2杯を注文。

さらによく考えてみると、この日は既に一蘭総本店でとんこつラーメンをすでに食している。

自分の場合はトリプル炭水化物であった。

 

 

海より深く反省した後、まずは昔の大砲ラーメン。

そして、現在の大砲ラーメン。

 

スープの味が違うのは分かるのだが、どちらが好みかと聞かれても答えに窮するような違い。

どちらも旨いといえば旨いが、さりとてもう一度食べに来たいと思うほどでもない。

人気ラーメン店の旨味、個性を発見しようと味に集中するが、最後まで分からないまま。

 

一蘭総本店に続いて、大砲本店でも不完全燃焼。

すこしばかり失意のなか勘定を済ませて店を出る。

 

何が失敗だったのか、自問してみる。

強いて言うならば、短時間にとんこつラーメンを3杯食べたことが原因か。

満腹&豚骨スープの波状攻撃による胃腸の衰弱がどのラーメンをも「旨い!」と言い切ることができなかった最大の原因かもしれない。

 

空腹に不味いものなし。

空腹は最高のスパイス。

今度お腹を空かせて大砲ラーメン。

 

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