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森の弁当やまだ屋 百年の旅物語かれい川弁当
2013年6月15日 「はやとの風号」車内で購入(1050円)
百年の旅物語かれい川弁当は、JR九州の特急「はやとの風」の車内で販売されていたものである。
はやとの風は、肥薩線の吉松駅と鹿児島中央駅を結ぶ観光列車。
キハ47形をベースとしたロイヤルブラックのボディ。
ポイントに金色のラインが効果的に使われて精悍さを増している。
ロイヤルブラックに金色のライン。
タイヤを八の字にして走っている20年落ちのセルシオでよく見かけるデザイン(/ω\)であるが、はやとの風に限っていえば、精悍である。
車内は難燃性の木材がふんだんに使われ、ウッディーな雰囲気となっている。
キハ47の元の座席は全て撤去され、広めのシートピッチの座席に入れ替えられている。
わざわざ鹿児島に乗りに行く価値がある列車である。
百年の旅物語かれい川弁当は、週末限定で嘉例川駅で販売されているので、なかなかお目にかかることはない非常にレアな駅弁である。
2004年のはやとの風の運航開始にあわせて森の弁当やまだ屋が調製することになった。
同社のホームページによると、
「椎茸と筍を炊き込んだご飯の上に嘉例川で原木栽培された椎茸と筍の煮物がのっています。」
「おかずには、鹿児島の郷土料理の「がね」の天ぷら、嘉例川コロッケ、すせ、煮物の春巻、かぼちゃと茄子の味噌田楽が入っています。」
ちなみに「がね」とは、さつまいもや野菜を太めの千切りにし、衣をつけて揚げる料理のことで、その見た目が「カニ」(鹿児島弁で「がね」)に似ていることからこの名がついたらしい。
「すせ」は何のことなのか、未だに不明。
百年の旅物語かれい川弁当
ひとことでいうと素朴なお弁当。
飾り気はないが、作り手の誠意を感じるお弁当。
京都ではなかなか食べることが叶わない鹿児島の素朴な料理を少しづつ食べることができる贅沢。
はやとの風に乗って百年の旅物語かれい川弁当をいただく贅沢、である。
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