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【税務署が咎めない「究極の節税」】
辻正夫 2016年 幻冬舎メディアコンサルティング
著者は32年間にわたり大阪国税局管内の税務署に勤務し、法人税の調査を担当した経歴を持つ。
現在はみのり税理士法人の所長税理士である。
さて、本書であるが、タイトルを読むと節税の裏ワザが紹介されているのでは、と期待してしまう。
ところが、本書で紹介されている節税方法はすべて正攻法のものばかり。
補助金・助成金を積極的に活用する。
不要・遊休固定資産を処分する。
不良債権を処理する…
当初は、期待していたもの、読みたいものと違い少しがっかり。
しかしながら読み進めていくと、脱税まがいの節税指南を説いた本は数多あるが、こうした正攻法を説いた本は稀有ではないかと気づく。
自らの弁護士法人はもとより、顧問先の経営者に脱税まがいの節税方法を勧めるわけにはいかない。
「税務署が咎めない「究極の節税」」、王道である。
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