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今回は熊本名物の太平燕(タイピーエン)。

熊本への出張が決まり、普段仕事で大変お世話になっている熊本ご出身のW氏に相談すると名前が上がった名物。

 

熊本には、何度か仕事やプライベートの旅行で行ったことがあったが、これまで馬肉系に注力してきたため太平燕ノーマーク。

W氏は、わざわざ熊本名物や熊本の観光地を何十ページにもわたってプリントアウトしてくれた。

 

ここまでしてくれたら太平燕、食べないという選択肢はなくなった。

太平燕、食べずに京都に帰ってきたらW氏の会社は出入り禁止。

そこで熊本空港から市内に向かうリムジンバスを太平燕を出す紅蘭亭近くのバス停で下車。

 

 

紅蘭亭下通本店は、熊本一の繁華街である通町筋近くにある。

ちょうど昼時に店に入ると2階に続く階段に客の長い列。

 

仕方がないので名簿に名前と人数を書いて待機。

開店直後のせいか行列が遅々として進まない。

 

そういえば店の近くで旨そうな馬肉専門店をみかけた。

そちらの店で馬肉を食べ、太平燕は食べたことにして、後日W氏には食べログの書き込みを元に適当な感想を話そうかと迷う。

 

並び始めて30分、そうした迷いを断ち切るように店員が自分の名前を呼んでくれる。

窓際の2人掛けのテーブルに案内され、注文はもちろん太平燕780円也。

5分ほどで到着。

 

 

見た目は地味なタンメン。

中途半端な茹で卵のトッピング。

 

だが、太平燕を太平燕たらしめているのが春雨の麺。春雨なので非常に軽い食感。

スープもあっさり目。

 

少し余裕が出て周りを見回すと、3分の1程度の客が太平燕を頼んでいる様子。

客の会話を聞いていると、地元の客が大半で観光客は数えるほど。

 

地元熊本の人に愛されているのね太平燕。

30分並び、5分ほどで食べ終えた太平燕。

旅のいい記念になった。

 

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