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札幌から石勝線に乗って夕張駅に到着後、20分歩いてホテルに到着。
夕食をとるためホテルのフロントでお勧めの店を教えてもらうと、すぐ近くにある俺家(おれんち)という居酒屋を紹介された。
開店時間まで少し時間があったのでホテルの近所を散策すると、懐かしの映画の看板がいたるところで目に付く。
夕張には、山田洋二監督で高倉健さんと倍賞千恵子さんが出演していた「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地や、夕張国際ファンタスティック映画祭が開催されているので、映画で町興しということだろう。
が、人が歩いていない。
車も通らない。
高倉健さんと倍賞千恵子さん顔の部分を抜いた記念撮影用の看板も気のせいか色褪せて見える。
寂しい限りであるが、こういうところを一人で歩き回るのは大好き。
結局30分ほど歩きまわり開店時間となったので俺家を訪問。
俺家は女将さん一人で切り盛りしているお店で、開店直後ということもあり客は自分ひとり。
問われるままに京都から来たというと、色々と北海道の珍しい酒の肴を紹介してくれる。
勧められるまま真つぶ煮(400円)、みがきにしん煮付(370円)、かすべ煮付(600円)、こまい(350円)、インカのじゃがばた(600円)、をビール、ハイボール、そして赤ワインと一緒にいただいた。
初めて訪問した旅先の居酒屋で女将さんとぽつりぽつり問わず語りに飲む酒。
気分は完全に健さん(もちろん高倉の)である。
結局1時間ほどカウンターで健さんを続けていたが、その後グループの客が次々に来店し、それを潮に店を出ることにした。
勘定をすると、さんざん飲み食いして5千円でおつりが来た。
また来てくださいね、と女将さんに送られ、また来ることはないだろうと思いながら店を出たが、俺家、いい居酒屋だった。
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