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JR北海道は、この度、単独維持困難路線の一つとして石勝線の支線である夕張駅ー新夕張駅間の平成31年ころの廃線を決定した。

そこで、今のうちに夕張支線に乗っておこうと、札幌出張の際に少し足を延ばして夕張駅に向かうことにした。

まずは札幌駅発、新千歳空港駅行のエアポートに乗車して南千歳駅で下車。

ここから新夕張駅に向かう石勝線のキハ40に乗り換えて14時33分南千歳出発。

久し振りの気動車で心が弾む。

南千歳駅を出発してしばらくは市街地が続くが、追分駅辺りから北海道らしい田園風景に変わる。

追分駅で室蘭本線を進む特急の通過待ちを30分ほどして再び出発。

その後、川端駅、滝ノ上駅を経て15時55分に新夕張駅に到着。

ここで乗車したキハ40は石勝本線から夕張に向かう夕張支線に入り、沼ノ沢駅や南清水沢駅を経て16時23分に夕張駅に到着。

夕張駅で降りたのは自分も含めて10人ほど。

観光客もいたようだが、夕張駅の近くで写真を撮ったりしていると、周りに人がいなくなった。

駅前には人影もタクシーもなく、したがって夕張駅から少し離れたホテルまでカートを引っ張って歩くしかない。

地方に行くと、歩いている人の姿がなく車ばかり目に付くことがあるが、夕張では歩く人はおろか、車もめったに通らない。

夕張市の財政が破たんした時にニュースでよく見た夕張市役所の横を通り、結局駅から20分近く歩いてホテルに到着した。

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