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弁護士の書評96冊目 「しつこい怒り」が消えてなくなる本

京都の弁護士の小沢一郎です(京都弁護士会)。

今回は、怒りという負のマインドをコントロールする方法を解説した書籍です。

【「しつこい怒り」が消えてなくなる本】 石原加受子 2011年 すばる舎

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弁護士になる前、外資系企業でサラリーマンをしていたころは、すこし大げさに言えば毎日腹の立つことの連続でした。

具体的な数字ではなく情実で物事を判断する取引先、無為無策の上司など、自分で変えることのできないこうした外部的要因はストレスの原因でした。

また、外に出るだけで腹立ちを覚えることも山のようにあります。

電車に乗ると、混んでいる車内で座席に荷物を置いて平気な顔をしているおばさん、足を組んでいる学生、イヤホンから漏れ聞こえる大音量の音楽。

道を歩けば、横に拡がってとうせんぼをしながら歩いているおばさんや学生、歩行者の横をすごいスピードで通り抜ける自転車など。

腹が立つことを数え上げるとキリがありません。

もちろん、現在の弁護士の仕事でも腹立たしい状況に遭遇することはありますが、昔に比べてずい分と減ったように思います。

自分なりにその原因を考えてみると、弁護士になってからは少し気持ちに余裕が出てきたことが原因だと思われます。

サラリーマンのころは、仕事の合間に弁護士や税理士になるための勉強をずっとしていたので、何時も何かに追い回されているような感覚があり、気持ちに余裕がありませんでした。

今は目の前の弁護士や税理士の仕事のだけ注力すればよく、すぐに感情的になることも少なくなりました。

ところで本書ですが、しつこい怒りを貯めこまないために他人本位ではなく、自分本位で考えることを提唱しています。

例えば、忙しい時に後輩から仕事に関する質問を受けた場合、自分本位で考えると、目の前の仕事を先に終わらせることを優先することになるため「今忙しいから後で教えてあげる」という発言につながり、自分も後輩もストレスを貯めこまない。

先を急ぐとき、横に拡がって歩いている人たちがいるときにも、重要なのは急ぐことなので腹を立てたりせず、「失礼」といって追い抜いて先を急ぐ。

正直、「う~ん」といった感想でしょうか。

それができれば苦労はしないんですけど…

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